審査総評
今年の日本は数々の災害に見舞われました。こうした状況の中でも、被災された方々への気持ちと同時に、一方で私たちの心のゆとりも失いたくないものです。
今年は残念ながら出展数は減少しましたが、作品は一つ残らず完成度が高いものばかりで、質的な水準は高まっています。そして嬉しいことは、この展覧会が自分の力を試したい、自分の仕事を知ってもらいたい、第二の人生の生き甲斐としたいとして、幅広い年代の方々のご応募をいただき、多くの方々の生きる張り合いの一つとして役に立っていることです。またユニークな展覧会として少しずつではありますが、作家の登竜門として全国敵に認識され、ここで育って各方面で活躍している方も少なくありません。この丹波の森ウッドクラフト展を育てるのは、主催者だけでなく、ここに出展される皆さんの力によるものです。どうか来年も素晴らしい作品に出会えることを期待しています。
兵庫教育大学名誉教授 日野 永一
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