木造建築紹介: 神河健康福祉の郷(神河町)
去る3月14日、神埼郡神河町に建設された介護老人保健施設「神河健康福祉の郷」の完成見学会が開催された。「地産地消による地域に根ざす健康福祉の郷」をコンセプトに、県産木材を使用して建設した民間の大型木造施設としては県下初の事例である。
施設概要
所在地 神埼郡神河町粟賀422
地域・区分 都市計画区域外
用途地域 指定なし
防火地域 指定なし
建ぺい率 70%
敷地面積 7981.57㎡
事業主 医療法人 伯鳳会
用途 介護老人保健施設、及び健康増進施設
構造 木造平屋(老健棟)、鉄骨造平屋(健進棟)
床面積 延べ 2440.41㎡
老健棟 1832.21㎡
健進棟 591.70㎡
その他 16.50㎡
工期 平成20年7月~21年2月
設計・監理 藤田宜紀建築設計事務所
施工 山口・宮本JV
特 徴
木造 老健施設は「人と自然にやさしい」木造がふさわしい。
平屋 耐火構造の必要がなく、バリアフリー化してもローコスト。
外観 瓦葺き、塗壁、焼杉板貼りなど、周辺民家に使われている材料を使用し、周辺景観と調和を図る。
県産木材の使用
構造材 杉桧一等材 約250立方m
産地 神河町(川上、大山、杉)と、宍粟市(千種町岩野辺、一宮町阿舎利)
製材 製材及び乾燥は、丸正木材、山崎木材
集材 集材、製品調達、検品等、県産木材のコーディネートを、山崎木材市場が行った。
プレカットでは加工済み材料のストック場所の確保、養生、労務の集中が問題となるので、合理的理由から手刻みとした。
木工事は大垣林業と地域の大工の手で行われた。参加したある大工は「入居する地域の高齢者に快適に利用してもらえるように思いを込めて」取り組んだと言う。