
今回は箱木千年家を紹介します。この建物は呑吐ダム建設の際現在の場所に移築復元されました。建築時期は14世紀まで遡るといわれている。当初の資材はあまり残っていないとのことですが、手入れ次第で長く持つものです。公共施設ではありませんが、一般に公開されています。
このシリーズ平成十年度県産木材需要コンクールに、加美町の「道の駅」が知事賞を受賞したことがきっかけで10回を数えます。
取り上げた建物は新しく建てられたものもありますが、古いものそしてメジャーでないものまであります。
本年から新築住宅には十年の瑕疵担保保証が義務づけられますが、うらをかえせば10年持てばよいということかもしれません。
県下には百年を経た木造建物もたくさんありますが、総てが名のある名工が建てたものでもなく、普通の棟梁が心をこめた仕事です。数字で表せない匠の技と知恵をもっと知って欲しいものです。
林産だより 第57号 (平成12年3月) から転載