メイン林産指導課の紹介情報誌 「林産だより」 平成19年度県産木材を製造・販売する業者 >第102号(P1)宍粟地域の木材流通拠点 (株)山崎木材市場

第102号(P1)宍粟地域の木材流通拠点 (株)山崎木材市場

 全国的に展開している新生産システムの取り組みや、大型製材所の出現、県産木材供給センターの計画、外材の輸入情勢等、宍粟地域においても将来の木材流通の話題がよく聞かれるようになった。宍粟地域の木材流通の現状と課題について探ってみた。
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木材流通の拠点
 宍粟地域の林業は、自然条件に恵まれ「しそう森林王国」として発展してきたが、その原木や製品の流通拠点として山崎木材市場が中核的な役割を担い、地域の振興に貢献してきた。
 また、宍粟広域事業として小径木の加工と製品の展示販売や「宍粟材」の銘柄と産地化を推進するため「宍粟郡木材流通加工センター」が設立された。

木材市場の果たす役割
 木材市場は、不選別で出荷された丸太を良材や並材等に細かく選別し、買い方である製材業者等が必要な木材のみを購入することが出来る優れた流通システムで、地域の木材産業になくてはならぬ存在となっている。

最近の木材市況
 合板や集成材ラミナ等、外材に替わる並材ゾーンでの取引は活発になっているが価格には反映していない。
 また、高品質材等の価格は依然値下げが続いており、並材との価格差が以前より少なくなってきている。

供給体制の現状
 宍粟地域の森林資源は成熟度も高く、また素材生産力も備わっている地域で、原木取扱量は約6万m3と県全体の半数を占めている。
 しかし、森林の所有形態は小規模で路網の整備状況等も十分ではない。
 現在木材市場に流通している木材は、ほとんどが間伐材で、条件のよい森林から搬出されているものである。

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今後の課題
 現在は間伐材が主体となっているが、主伐時代を迎え、山元へ還元できる流通体制づくりが必要で、そのためには、素材の生産コストの大幅な低減が不可欠であり、素材生産の機械化や団地化による道路網の整備等が重要な課題である。
 木材市場においても、流通量の確保のため、素材業者等にこれらの支援を行うとともに、宍粟材のブランド化を目指した取り組みも検討する必要がある。