木造施設紹介 太平山龍蔵寺僧堂(篠山市)
寺有林の杉、桧で再建された現代の僧堂
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ロッジのような外観、薪ストーブ用の煙突、左手にはウッドデッキが見える。
通気とメンテナンスに配慮して床高は105㎝
龍蔵寺(上阪法山住職)は深山幽谷の趣きのある谷間に立地し、地元のみならず遠方から訪れる人も多い天台宗の古刹である。
僧堂とは僧の修行の場で、近代では座禅や写経をする参拝者の集いの場でもあるが、龍蔵寺の僧堂は、より多くの方々に利用してもらえるように、音楽会や演劇等も可能な空間、フローリング、バリアフリー構造、大きな窓、両サイドに広がるウッドデッキ等の特徴を持つ現代的な僧堂となっている。
前僧堂は平成8年の大雨による土砂崩壊で全壊したが、被災した森林を整理してできた丸太もあったことから、「物を大切にする」、「自然の恵みを活かしきる」精神で、前僧堂の古材等も活用して建設することとした。
平成17年1月から森林調査を行った結果、必要な木材は寺有林からすべて調達できることとなり、平成20年9月着工、21年10月竣工した。
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前僧堂の古材(ケヤキ、クス、クリ、地マツ、サクラ等)、欄間、襖絵も、建物に調和している
- 僧堂の概要
- 構造 木造平屋(一部2階建)、屋根はガルバニウム鋼板仕上げ
- 建築面積 226.42㎡
- 延床面積 263.41㎡
- 棟 高 9.42m
- 設計・監理 (株)アルプラン(神戸市)
- 選木・伐採・製材・施工 (株)藤本林業所(篠山市)
- 使用木材量 約120立方m
- 構造材(主にヒノキ) 60立方m
- 造作材(主にスギ) 48立方m
- その他 12立方m
- 木材の概要
- 通柱24㎝~30㎝角×4.6~7m
- 棟木(最大)20㎝×33㎝×12m
- 床 板 スギ 3㎝厚×16㎝幅
- 室内壁 スギ13㎜厚×14㎝幅
- 外 壁 スギ13㎜厚×23㎝幅
- 床材は未晒し蜜ロウワックス、壁材はキヌカ(米ぬか由来)仕上げ