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世界の木材産業の潮流、3つのキーワード! ~7月17日森林・木材産業講演会 要旨~

県木連等関係団体と共催しました森林・木材産業講演会の要旨です。
日時: 平成21年7月17日(金)14:00~16:00
会場: ラッセホール 5F サンフラワー (神戸市中央区)
講師: (財)林業経済研究所 所長 荒谷 明日兒(あらや あきひこ)
演題: 「世界の木材産業の潮流と国産材」

● 世界の木材産業の潮流

世界の木材産業は1990年代後半から大きく変化してきた。
その潮流を表す3つのキーワード
① 環境保護
② 高付加可価値製品化
③ 新しいビッグプレーヤーの登場(貿易のグローバル化)
性能を保証できる高付加価値製品の登場(①、②)
熱帯木材不買運動から始まった先進国の違法伐採対策や森林認証制度の普及により、天然林材(大径、目細)の供給が減り、人工林材(中・小径、目粗)の有効活用に取り組んだ結果、集成材等のエンジニアドウッドが台頭してきた。
今後、今までのように思いどおりの外材が手に入るのか?(③)
供給国としてのロシア、ヨーロッパ、消費国としての中国など、新しいビッグプレーヤーの登場により、外材市場において、日本はワン・オブ・ゼム(その他大勢)となった。

● 国産材の現状

日本の環境を危うくし、輸出国の環境に負荷を与えている
木材自給率が2割という状況で日本の森林は経済的機能を失っている。また、森林の手入れができないことから、同時に公益的機能も危うくなっている。
一方、大量に輸入されている外材は、輸出国の環境に負荷を与えている。どちらにとっても良いことではない。
消費者ニーズを満たしていない
外材の供給不安から国産材シフトが起きているが、今の国産材は消費者が欲しいようなものが作れているわけではない。
高付加価値化の第一歩は乾燥、乾燥無くして次の段階には進めない。

● まとめ

乾燥材製品、集成材等の「性能を保証できる高付加価値製品」を供給することによって、国産材需要を拡大し、自給率を増やすことが、日本の森林保護につながり、世界の自然環境の保護に大きな役割を果たす。